ゲーム廃人の隠れ家

ゲームに人生をささげている人が好きなものについて考えるブログ

自称シューター好きが製品版「スプラトゥーン2」を触った感想

「世界を塗り替えなイカ?」をキャッチコピーに一瞬にして任天堂の新規IPとして大ヒットを記録したスプラトゥーン

 

その最新作がnintendo switchで発売され、すでにみんな虜になっているスプラトゥーン2」私も発売日に購入して、およそ8週間ぶりにswitchを起動したわけだ。私は幼少期からどんなジャンルのゲームでもプレイしてきたのだが、中でもシューター系。いわゆるFPSやTPSといったものが特に好き。だからこそ「スプラトゥーン」にも期待はしていた。しかしながら1作目は未プレイ。そんな2作目から初見としてプレイした感想をここに綴っていこうと思う。f:id:Ana_Gsol00:20170723233141j:plain

 

 

 

 

1.「スプラトゥーン2」とは

前提として「スプラトゥーン2」がどのようなゲームなのか説明したいと思う。

スプラトゥーン2」はwiiUで発売された「スプラトゥーン」の正当なる続編であり、4vs4のマルチプレイ対戦をメインとしたTPSだ。従来のTPSと違ってプレイヤーは相手プレイヤーをキルすることを目的としておらず、自身のキャラが持つ”ブキ”を使いマップの至る所に”インク”を塗り、全体の何%を塗ったのかを競い合うゲームだ。ほかのゲームで例えるとCODのドミネーションやBFのコンクエストをもっとスケールアップさせたものと考えても良いだろう。今作は1作目をベースに全体のボリュームを昇華させ、1作目の不満点を改善できるものは徹底的に改善させたものとされている。カスタマイズ要素も優れており、やりこみ要素も多い。リプレイ性が高いゲームといえるであろう。

 

2.マルチプレイ

メインのモードとなるマルチプレイについて話そう。

前述したとおり今作は陣地取りを主としたマルチプレイだ。一言で感想を述べるとしたら面白いというのが最もだ。シンプルなゲーム性、テンポの良い試合展開、最後の最後まで勝敗が読めないのは高く評価したい。しかしながらそのシンプルなゲームデザインが一方的な戦略ばかりを生み出しているのは惜しいところだ。毎回毎回同じような動きになっているのは無理もないと私は思う。そしてこの類のゲームで気になるのがマップの構成だ。正直言ってこのゲームのマップ構成というのは個人的に嫌いというか探求心をくすぐられないシンメトリーを重視した構成だ。どれも面白みに欠けるマップばかりだ。そんなマップを多種多様な”ブキ”の面白みで補足しているように感じることが多々あったが、もっと面白いマップを作れたのではないかと私は思う。マップは面白くない、武器はパワーバランスに偏りがある、試合に勝利してもあまり達成感を感じられない。

 

3.ヒーローモードf:id:Ana_Gsol00:20170723233146j:plain

ヒーローモードは「スプラトゥーン2」を語る上では欠かせない要素だ。嗚呼、話したくもない。とはいえ話すしかない。個人的にこのヒーローモードは今年見てきたゲームの中でも最悪のチュートリアルモードだと思う。ヒーローモードは公式でストーリーモードという名目のチュートリアルモードだ。ここでプレイヤーはこのゲームでの動き方を学ぶことができる。しっかり学ぶことができると保証はしよう。とはいえ私がこのチュートリアルに割かれた時間はおよそ7時間だ。

 

7 Fuxxxn hours!!!!!!!!!!!!!!!!!

プレイ中の私は常にこんな顔だ。

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ただでさえも退屈な初見さんお断りな物語のおかげでこのヒーローモードはもはや基本を学ぶ以前にいらだちしか覚えない。それほど最悪なモードであった。二度とプレイしたくない。

 

4.サーモンランf:id:Ana_Gsol00:20170723233144j:plain

さて「スプラトゥーン」に初めて協力プレイモードが用意されたそうだ。中身はというとサケの大群から生き延びるというだけ。よくあるwave形式の持久戦のような内容なのは確かだ。ただサケから生き延びるというだけではないが、特殊なサケが厄介なものでごちゃごちゃ感がこれまたかなり楽しかった。とはいえあまり広がりを感じられないこのモードは正直おまけ程度に思うのがベストなのではないだろうか?せっかくの協力プレイモードをこれほどの完成度でとどめておくのは非常にもったいない。アップデートでバランス調整を施し、新マップ、新サケ追加などしてもっと面白くしてほしいところ。

 

5.総評

スプラトゥーン2」は完全に見えて不完全なゲームだ。面白いところはそこだけ突出して面白いと感じれるのにそれ以外は平凡。いや馬のフンを水で溶かしたようなものぐらいクソだ。私はこのゲームをプレイする前に周りからこのように言われた。「いままでやったマルチプレイのゲームで1番」「これ夢中になるほど楽しい」「マストバイ」そんなことを私に行ってくれた友人たちには後日、良い眼科を紹介したい。せっかく面白く作れるモードもひどく作り上げたのは一体どういう環境で作り上げたのか知りたい。とはいえ評価できる部分もこのゲームにはあることが救いだ。おそらくこのゲームを私はしばらく遊びたいと思うことはない。