これから「仁王」を始めるあなたへ ~序盤で役に立つ9の助言~
死にゲーをコンセプトに製作された「仁王」
序盤から難易度が高すぎて悲鳴を上げているそこのあなた!
今回は「仁王」における立ち回り方をいくつかピックアップしていこうと思う。
これさえ覚えておけばすぐにでも攻略の道が開けるであろう。
その1:自分に合う武器を探そう
このゲームには刀、二刀流、槍、斧、鎖鎌の近接武器をメインとして弓、火縄銃、大砲の遠距離武器が存在する。遠距離武器はさておきこのゲームでの主力は近接武器となる。いずれもスキルを高めると強すぎるといわんばかりの代物となる。だが序盤はそのスキル面の融通が利かないので己の力量が試されるものとなる。なので序盤は得意となりそうな武器を見つけるのが先決であろう。個人的には間合いが計れやすく、集団戦になっても戦いやすい槍をお勧めしたい。
その2:自分に合う武器を見つけたらそれに見合ったステ振りをしよう
今作はアムリタというものを使ってレベルアップをするのだがその段階で体力を上げたり、武器の性能を上げたりなど様々なステ振りを行うことができる。そのステ振りにおいて前述した自分に合う武器に沿ったステ振りを行うことで武器の性能が上昇する。なら1つに絞ったステ振りはどうなのかというとそれをやっても問題はないと断言できる。またこのゲームはステ振りをやり直すことが可能となるアイテムが存在するので道中気に入った武器があったとしてもあとで好きなようにステ振りを行うことができる序盤はあまりそういうことを気にせずにステ振りしても良いであろう。
その3:対人戦で戦闘に慣れるべし
このゲームには道中、「血刀塚」と呼ばれるものがいくつか存在する。それに触れるとその怨霊のような化身と戦闘することができる。彼らは特別なアイテムを落としてくれると共に多くのアムリタも落とす。彼らとの戦闘は簡単とは言い難いものの戦闘の練習台としては格好の的であろう。ローリスクハイリターンなこの要素に触れさえすればあなた自身のスキルは磨かれ、攻略にも一役買ってくれるはずである。
その4:ボスは死んで覚える
基本的にこのゲームのボスの攻撃はどれも強力である。初見ですべての攻撃を避けれることはないと思っておいたほうが良い。なので死ぬことを恐れてはならない。隙を見つけ出しちょっとずつ攻略していこう。
その5:アイテムは惜しまず使うべし
このゲームの消費アイテムとして仙薬とされる回復アイテムと手裏剣(要忍者スキル)や御札(要陰陽スキル)といった戦闘を有利にするアイテムが存在するが、これらは社で一定数まで回復してくれる。拝むだけで回復するのでじゃんじゃん使っていこう。
その6:残心を忘れずに
このゲームの重要な要素として存在するのが「残心」である。これは攻撃後にタイミングよくボタンを押すことで消費したスタミナを瞬時に回復するというもの。だがこの残心はスタミナを回復するだけではなく、妖魔が発動した常世と呼ばれるフィールドをかき消すことも可能である。このフィールドをかき消さないとスタミナが回復しづらいといったデメリットがあるので残心は常に心がけていきたい。またスキルをアンロックすることで残心を行うことで追加攻撃を行うなどアクションが増えるので序盤のうちに慣れておくとゲームを進行するうえで楽になるであろう。
その7:探索を惜しむものは損をする
探索をすることで絶対に良いアイテムが出るということがない今作に探索をする価値はあるのか?答えはイエスである。なぜならフィールドには木霊という緑色のお椀を被った霊が存在しており、彼らに社への帰り道を教えると社で恩恵を受けることができる。アムリタの獲得量UPやアイテムのドロップ率UPなど受けておいて損はないものばかりである。むしろ受けたほうが攻略は楽であろう。
その8:スタミナに注意
どうにも序盤はスタミナ消費が原因で落命に至ることが多い。レベルさえ上げればどうにかなる問題ではあるものの序盤はそうもいかない。なので私としてはあまり欲張った行動をしないということを忠告しておきたい。欲張った行為というのはひたすら敵を切り付ける行為だ。相手が怯めばそのまま切り付けても良いと思うが、体の大きな敵には命とりである。いざというときに逃げ出せる分のスタミナを温存しておくために序盤の攻撃は2度当てたら回避というテンプレが有効であろう。もちろん自分にスタミナがあるということは敵にもスタミナがあるので敵のスタミナも見つつ戦うとスタミナの枯渇で落命することはなくなるであろう。
その9:守護霊の使いどころは慎重に
窮地に追い込まれたときに役に立つのが△と〇で召喚できる守護霊である。守護霊を使えば敵を一掃することもできれば状態異常をもたらすことも簡単になるのだが、これらを使用中にダメージを受けるとすぐに通常状態に戻ってしまうのでむやみに守護霊を呼び出すと痛い目を見るであろう。逆にどのようなときに召喚すれば良いか?私としては主にボス戦や強力な敵への追い込みに使うのがベストではないかと思う。
余談
個人的にゲームを進めるうえでおすすめしておきたいことがある。それが陰陽スキルである。これはいわゆる魔法を使って敵に状態異常を付与することができるのだが、その中でも遅鈍符と呼ばれる敵の動作すべてを遅くする札を手に入れると一気に攻略が楽になるであろう。ほかにも陰陽スキルには守護霊を一時的に呼び出して攻撃してくれる札など魅力的なものがたくさん存在するので是非とも一度見てみると良いであろう。
まとめ
いかがだったでしょうか。ざっくりと書いていったのだが、これらを意識してプレイするとすぐにでも動きに変化があるはずだ。ここに書いたことはゲームが進むにつれても役に立つものなので忘れずにゲーム攻略に励んでもらいたい。そして気が付くころには一流の仁王になっていることであろう。健闘を祈る。
「仁王」のちょっとした感想
2月9日
私がここ最近の中で最も期待していなくて”買いたくなかった”ゲームが発売されてしまった。それが「仁王」だ。もちろん買いたくなかったものだから予約はしていなかったし、いざ発売されてもあんまり興味がわかなかったわけだ。だがどうしてだろうか?SNSを見てみるとかなり面白いと言われ、公式アカウントもその売れ行きに驚愕し、在庫の心配をしている。最近のゲームでここまでのことがあるであろうか。この出来事のせいで私の興味が引かれてしまったではないか。これは買ってみよう。ということで発売から2日後に買ってきてちょっと出遅れたわけだ。そこで今回はまだクリアしていないもののちょっとした感想を綴る。
製品版を触ってみてまず第一声「これはおもしろい!!!」
私は今作にまったくもって期待していなかった。12年前に発表され、満を持して発売された今作はアルファテストと2度のベータテストを経て今日に至っている。私はこのベータテストをプレイ済みなのだがその時の感想としては「よくこんなクソゲーに12年もかけたな...惜しいゲームだ...」戦国時代を舞台にイギリス人が妖怪と戦うというアイデアは非常に面白いのにゲームのシステムと設計がプレイヤーのやる気を低下させてしまっている。過度な初見殺し。レベル上げや装備集めといった作業を強要するかのようなステージレベル。これらの要素はバランス調整すれば面白くなると感じたが、私は絶対に購入はしないと決心した。だがいざ製品版を購入してプレイしたところ非常に面白い。なぜか悔しいものだが久しぶりに時間を忘れてプレイしてしまっている。ベータテストのアンバランスなゲーム性の面影はなく、適度に難しく楽しい。レベル上げや装備集めの作業も存在はするもののベータテストのような苦痛を感じることはなく、私が求めているもの以上の成果を与えてくれるものだからプレイ中につまらないと感じることがまったくない。ビジュアルもかなり良い。これぞ死闘と感じさせるようなビジュアルは私にかなりの緊張感をもたらしてくれた。しばらくはこのゲームのお世話になることであろう。まだまだ書き足りないが今回はここらへんで。
また後日レビューを上げます。
ではでは。
アルプスの山でバケーション「Steep」
発売からおよそ2ヶ月が経過し、日々アルプスの山々で世界中のライダーたちが華麗なるトリックに励んでいるこの「Steep」を今更ながらサクッとレビュー。
「Steep」ってどんなゲーム?
「Steep」はスノーボード、スキー、パラシュート、ウィングスーツを主としたオープンワールドウィンタースポーツゲームである。プレイヤーはこの4つのスポーツをゲームを始めてすぐに行われるチュートリアルを終えてから自由にプレイ可能である。尚且つ、このチュートリアルを終えた時点でプレイヤーはアルプスの山々(モンブラン、マッターホルンetc...)をどこでも自由に行くことができる。もしあなたがモンブランの頂上からスノーボードで滑りたいと考えればすぐにその頂上にファストトラベルして滑ることが可能である。軽くまとめてしまえばいつでもどこからでもプレイヤーの思うように滑らせてくれるゲームである。
実際プレイはどうなの?
このゲームはかなりリアル思考なゲームである。スノーボード、スキーは主に右スティックと左スティックを使い、ブレーキと進行方向の調節を行い、そこにジャンプボタンが組み合わされてトリック(技)を出すことになる。例えば空中で好きな方向にスティックを倒せばその方向にキャラクターが回転してくれる。なので操作感としては難しくはなく、直感的にプレイすることが可能である。しかし人間には絶対にできないトリックを出すことはできない。数年前に発売された「SSX」というゲームのようなボードを空中で回すといった技は今作に存在しない。パラシュートとウィングスーツはというとこの2つは基本的に左スティックだけで操作することとなる。なので全体的に見てもプレイしている限りはそこまで難しいと感じることは多くないであろう。しかしながら今作には様々なチャレンジが用意されている。イージーなものからハードなものまで多種多様なチャレンジが存在しているが、このハードなものはほとんどがイライラ棒をやっているかのようなくらい難しい。ましてやそのチャレンジで好成績を残そうなんて考えたらかなりの努力が必要になるであろう。だが心配ご無用。今作にはボタン1つですぐにチャレンジ開始地点からリスタートできる「クイックリプレイ」というものがあるのでやり直したいと考えたらすぐにリスタートすることができる。ここはプレイ中のストレスが軽減されてうれしいところである。そしてこれらのチャレンジをクリアしていくことで新しいアイテム(ボードや服などなど)を購入して自分だけのキャラクターを作ることが可能である。やればやるほどできることが増えていく。いわゆる「スルメゲー」と言えるであろう。
充実したディレクターモード
ディレクターモードというのは自分のプレイを編集して好きな角度、好きな天候、好きな視点、好きな時間帯からプレイを見せて、動画にすることができるというモードである。近年のゲームにはこのように自分のプレイを編集して残しておくというような要素が多く存在しているが「Steep」のディレクターモードというのはこの近年の似たような要素の中でも極めて優れたモードだと自信をもって言える。このディレクターモードの基盤はその似たような要素と同じである。では一体何がすごいのか?それは本当に好きなように編集が可能であるということである。「ここは昼より夜のほうが映える」と感じればメニューで時間帯を変えることが可能である。「このプレイ三人称視点で撮ってるけどここは一人称視点にしたほうがかっこいいだろうな」と感じたらピンポイントで一人称視点に変えることが可能である。尚且つ、この一人称視点に関してはGoProが協賛しているので滑っているの揺れ、音、質感のすべてがリアルさながらなのである。これはGoPro愛用者の私の友人も認めるほどのものなので確かなものと言えるであろう。前述した通りこのゲームには「クイックリプレイ」という要素が存在する。この要素はディレクターモードでも活用することが可能である。例えばあなたがすごいプレイをしたとしましょう。でも編集中に「ここもうちょっとカッコよく滑れたなぁ」と感じた。そんなときあなたはそう感じた場所からピンポイントでもう一度再プレイが可能である。そしてそのプレイを既に撮影しておいたものと合わせてもらうことも可能である。以上のことからプレイヤーには本当に好きなように動画を作ることができ、それをyoutube、twitter、instagramといった好きな媒体で自分の体験をシェアすることが可能である。
まとめ
「Steep」
私は是非とも一度プレイしてみる価値があるゲームであると言える。あなたがチャレンジも無視してただ滑るのも良し。ひたすらカッコよいプレイに励むのも良し。登山に励むのも良し。様々なプレイスタイルで遊ぶことができるので実際、人を選ぶゲームであるものの今作はウィンタースポーツの楽しさを十分に伝えることのできるほどの出来である。もしもあなたがこの冬、スキー場に行けないとかウィンタースポーツをやりたいけどうまくできないなんて思っているなら今作を購入するのは得策であろう。これからも長期的なサポートが行われ、ゲームプレイの満足度を高めるために毎日公式からのチャレンジ配信と近々、無料アップデートで技の追加とアイテムの追加、より繊細なトリックを行えるようにコントロール性能の向上を図る調整が行われるそうだ。そして無料大型アップデートとしてアラスカの山を追加するそうだ。もちろんだが有料のDLCとして新スポーツの追加も行われるとのこと。この点で言えば今作はまだまだポテンシャルを秘めているのでまだ断言するべきではないと思っているが言わせてほしい。今作はプレイヤーを裏切ることのないアルプスでの体験を提供してくれるであろう。そしてあなたはいつの間にかアルプスの虜になっているはずであろう。あなたがアルプスの山の門を叩くときを我々ライダーは快く待っている。
7/10