次世代ゲーム機PS5,Xbox Series Xの話
先日、PS5とXbox Series Xのスペック概要が公開された。
両者ともに"スペック"の概要というだけで販売価格やローンチに関するサービスなどについては触れられていないのが実情である。
とはいえ既にネット上では販売価格やローンチタイトルに関する憶測が飛び交っており、信憑性の低い情報に溢れかえっている。
そこでここでは既に判明している情報をまとめてみた。
1.PS5とXbox Series Xのスペック
現状判明しているスペックを簡潔にまとめると以下の通りである。
2.現行機PS4,Xbox Oneから見た次世代機
既に発売されている現行機から見て次世代機はどれほどのパワーを持っているのか?PS4 proやXbox One Xといった現行機とはいえハイエンドなモデルからPS4 slimやXbox One Sといったローエンドモデルも存在する現行機は既に4K,60FPSを目指して設計されていますが、その実情として4Kは出力できても60FPSを表現することが難しいところに落ち着いています。それが可能となっているゲームタイトルも存在はしていますが、今や鉄板となったオープンワールドを扱うゲームや激しい動きを伴うアクションゲームなども固定で60FPSを保っていることは珍しくなっています。
さらにそれらの美麗なグラフィックを表現しながらも快適な動作を実現させているのは現状Xbox One Xだけと言えるでしょう。
それでは次世代機と今世代機ではどうか?以下の通りでございます。
PS4 proと比較したところでいうとおよそ2.5倍近くの性能差と考えられます。
Xbox One Xと比較をしてみてもおよそ2倍近くの性能差です。
現行機から見てもだいたい2倍くらいの性能の進化は見られると考えてみても良いのではないでしょうか?
だからといってどっちのゲーム機が優秀なんだというのはまた別の話←ここ重要
3.PS5とXbox Series Xで違いは何か
ここまでスペック比較をしてきましたが
「じゃあどっちがいいの?」っていう人がいると思うのでこれらのスペックから見た次世代機の違いを考えてみました。
両ハードともにレイトレーシングというものに対応していたり、ストレージがSSDになっていたりと大きな違いは一見すると見つかりませんが、強いて言うならばXboxのほうがGPUにおける優位性を持っています。現状のスペックを見ている限りXboxはPSに比べて高いフレームレート、高い解像度を出力できるでしょう。
対してPS5はSSDストレージに優位性を持っています。ゲームの読み込み速度が5.5GB/sとなっており、Xboxの2.4GB/sを2倍以上上回っておりかねてから公表していた「爆速ロード」なるものを実感できるでしょう。
だからといって両者ともに優位性があるとはいえそれがうまく動作するかなんていうのは蓋を開けるまではわかりません。
4.既に公表されている次世代機に関すること
これら次世代機の情報以外にも既に公表されている情報がいくつかあります。主にXbox Series Xのサービスや仕様に関することですが、これらも頭に入れておくとより次世代を感じ取れるでしょう。
・「Smart Delivery」
これは所謂"縦マルチ"とされるゲームにおける問題を解決するものと言えます。例えば現行機でとあるゲームを買いましたがそれは次世代機にも出る。その時に追加の料金を払って同じゲームを買う。これは我々消費者にとって痛手なことです。ですがもうその必要はありません。もし現行機で買ったとしても同じゲームの上位互換ver.を無料で遊ぶことができます。料金なんてかかりません。申請は必要ですが...
既に発売予定の大作「Cyberpunk 2077」がSmart Deliveryに対応予定ですので、次世代機版を待つ必要はなし!
https://twitter.com/CDPRJP/status/1231971900378755074
我々CDPRは、プレイヤーの皆様が同じゲームを複数回購入したり、上位版のために追加費用を支払う必要がない環境を目指します。#サイバーパンク2077 のXbox One版を購入される方は、Xbox Series X版へのアップグレードを追加購入無しでご利用頂ける予定です。対応時期については続報をお待ちください。 https://t.co/7BNcr4wQtc
— CD PROJEKT RED Japan (@CDPRJP) 2020年2月24日
尚、このサービスは現状Xbox Series Xにのみ対応予定でPS5では似たようなサービスの発表はありません。
・デバイスの互換機能
大抵新しいゲーム機になるとそれまで使っていたコントローラーは使えなくなってしまいます。ですがXbox Series Xはその問題を解消し、現行機種であるXbox Oneコントローラーをそのまま使うことが可能です。お気に入りのコントローラーをそのまま使っちゃってください。もちろんコントローラー以外にもヘッドセットや身体が不自由な人のために開発されたアダプティブコントローラーも対応予定だとか。
こちらもPS5では未だ似たような発表はありません。
・複数のタブを動かせる。
以上のハイエンドなマシンでは複数のゲームを同時に起動し、同時に遊ぶことも可能とのこと。たとえセーブして中断でゲームを落とすなんてことをせずとも別のゲームにそのまま移行して遊ぶことができ、さらにそこに戻ることなんていうのもコントローラー一つで叶います。
こちらもPS5では未だ似たような発表はありません。
5.まとめ
いよいよ今年の年末にかけてこれらの次世代機が発売されますが、未だにこれだけの情報しか出ていません。ローンチタイトルや販売価格、発売日もまだです。恐らくそれらにお目にかかれるのはもうちょっと先の話でしょう。いまからワクワクするのは当然ですが、まだこの次世代機を発売日に買うには判断材料が少なすぎるところがありますし、当然どちらのゲーム機が高性能なのかというのもわかるわけないです。気長に待って好きなゲームが出たときこそ買い時。楽しみに待っていきましょう。